アドバンス理工㈱ カーボンニュートラル向け装置ご紹介 宮崎県 - 株式会社山口商会 宮崎県の理化学機器・分析・校正・移設

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アドバンス理工㈱ カーボンニュートラル向け装置ご紹介 宮崎県

2021年8月30日

カーボンニュートラル実現に向けた装置として、
アドバンス理工株式会社の高速加熱・冷却システムをご紹介致します。

菅総理が2020年10月の臨時国会で「2050年カーボンニュートラル宣言」を行いました。

【カーボンニュートラルとは】
温室効果ガスの排出量を全体としてゼロにすることです。

※日本が目指す「カーボンニュートラル」は、二酸化炭素だけに限らず、メタン、一酸化二窒素、フロンガスを含む温室効果ガスも対象に、排出量を全体としてゼロにするというものです。

【温室効果ガスによる影響】
二酸化炭素を中心とする温室効果ガスが増え続けると、地球温暖化が進行していきます。
地球の平均気温が上昇したり、異常気象の発生、海水面の上昇、生態系の変化など、様々な悪影響をもたらし、食料や水資源の枯渇、健康被害など、私たちの暮らしに直結する問題も生じています。

今回は、温室効果ガス発生の対策となる水素還元炉と、カーボンニュートラル実現に向け重要と考えられているリチウムイオン電池開発に使用可能な、アドバンス理工株式会社の高速加熱・冷却システムについてご紹介致します。

【水素還元炉の特徴】
1.赤外線加熱炉とCold wall構造の加熱チャンバで急速加熱/冷却及びヒートサイクルが可能
2.水素100%雰囲気実現のため各種安全仕様対応(二酸化炭素削減)
3.超高温ランプ採用により1300℃長時間の加熱試験が可能

鉄を作る為には、コークス(炭素)と鉄鉱石を反応させる必要があります。
この過程で、大量のCO2が発生することが問題となっています。

水素還元は、コークスから水素に変更することで、CO2ではなくH2O(水)が発生するため、カーボンフリーになる革新的技術と言われています。

水素還元炉

リチウムイオン電池開発に使用可能な高速加熱・冷却システムでは、
水素還元炉の特徴に加え、
グローブボックスを接続することにより試料が大気に暴露しない
大容量を加熱可能な試料ボックス搭載、更に石英チャンバを二重(オプション)にすることで、汚損におけるメンテナンス性向上

というメリットがあります。

リチウムイオン電池の正極材・負極材製造時の熱処理では、大気非暴露下にて処理する必要がある為、開発において非常に重要な役割を担う装置となります。

リチウムイオン電池開発向けの高速加熱・冷却システム

今後の事業ではカーボンニュートラル宣言に基づいた開発・製造が求められます。

弊社は温室効果ガス削減に役立つ製品のご提案をさせていただきます。
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