リオン(株) 《環境測定装置のご紹介》 宮崎県・鹿児島県 - 株式会社山口商会 宮崎県の理化学機器・分析・校正・移設

リオン(株) 《環境測定装置のご紹介》 宮崎県・鹿児島県

こんにちは。
今回ブログを担当させて頂きます、新入社員の水谷です。

  • 株式会社山口商会
  • 水谷 圭助
  • 昨年大阪から宮崎へ移住し、現在はゴルフにハマっております。宮崎のゴルフ場は綺麗で最高です!

早速ですが、製造や品質管理を行っている職場では環境測定装置を使用されている現場があるかと思います。
今回のブログでは、環境測定装置を取り扱っているリオン(株)のパーティクルカウンタと騒音ばく露計の紹介をさせて頂きます。

Study Session

パーティクルカウンターって何?

 

空気中や液体中にある埃や不純物などの微粒子の大きさや数を測定できる装置です。
主にクリーンルームやクリーンブース内の清浄度の評価に使用されます。
パーティクルカウンタの規格は、吸引流量や計測粒径区分によって分けられており、
測定しようとする空間が求める清浄度から、適応するモデルを選びます。

・測定の仕方について
光を照射し、粒子にあてると散乱光を発し、その散乱光をもとに粒子の数や大きさを測定しています。
 

 

クリーンルーム内の清浄度は、規格により基準が設けられています。
クリーン度は1㎥空気中の0.1μm以上の粒子数の指標で表され、粒子の大きさと量によりクラス分けされます。クリーン度のクラスは下表のようになっています。
 

 

清浄度を保持する為に定期的にパーティクルカウンターで測定する事をお勧めしております。
主に清浄度が低下する要因として以下のことが挙げられます。

1、クリーンルームやクリーンブース内で使用する機械からの発塵
2、クリーンルームやクリーンブース内で使用する備品からの発塵
3、作業員からの発塵
4、空調機のトラブルやフィルターのつまり等によるクリーンルームの能力低下

・どうやって選べばいいの?
実際にパーティクルカウンタを選ぶ際は・・・

1.クリーンルームのクラスを決める(1~4、4~8、7~9)
2.流動の少ないハンドヘルドタイプか、大きなベンチトップタイプかを決める。
3.使用環境により、自動計測や定点観測、ネットワーク接続、モニタリングソフトウェアなどの必要性も検討する。

Study Session

騒音ばく露計 NB-14って何?

 

騒音ばく露計とは、作業者の方がどれだけの騒音にさらされているかを定量的に把握できる装置です。

・騒音ばく露計の取付位置
マイクロホン部分を測定対象者の頭部、首または方の近くに装着すること。

ただ、
頭部や肩に装着すると重量が気になる!
激しい動きをする作業がある為外れるかもしない! 
等不安な部分があるかもしれません・・・

安心してください! 
重量は単三電池3.5本分の重さ(85g)と軽量かつワニクリップとなっており、がっちりホールドされる為、外れにくい仕様となっております!

・測定の流れ

 
1.騒音ばく露計のマイクロホンを音響校正器に挿入し音響校正を行う
2.肩・ヘルメット・胸部のヒアリングゾーンに着用
3.個人騒音ばく露の測定を行う
4.再度音響校正を行う
5.騒音ばく露データ管理ソフトウェア「AS-05 Viewer」に測定データを取り込む
6.厚生労働省のガイドラインに則った騒音個人ばく露測定結果報告書を作る
 

 
上記画像のように、音響校正はチェック用の機器(音響校正器)を取り付けることで、自動でチェックが完了します。
測定中はLEDの光の色で騒音ばく露量の程度が分かる為、個人だけでなく別の作業者からもばく露量が分かるようになっております。

 

 
2023年4月20日に「騒音障害防止のためのガイドライン」(厚生労働省策定)が改訂されました。

改定をされたポイントは?
1.騒音障害防止対策の管理者の選任を追加
・対策を推進するための管理者を選任するようガイドラインに記載
2.新しい測定方法(個人ばく露測定と推計)の追加
3.聴覚保護具の選定基準の明示
・JIS T 8161-1に基づき測定された遮音値を目安に選定するよう記載
・日本産業衛生学会の許容基準も作業時間の管理として追記された
4.騒音健康診断の検査項目の見直し
・定期健康診断における4,000 Hzの聴力検査の音圧を変更(40 dB→25 dBおよび30 dB)
・雇入れ時および定期健康診断の二次検査における聴力検査に6,000 Hzの検査を追加
今回のガイドライン改定に伴い、作られた製品が今回ご紹介させて頂いた騒音ばく露計(NB-14)になります。

Study Session

まとめ

今回はリオン(株)の環境測定装置についてご紹介いたしました。
製造工程や品質管理を行っている現場では、必ず環境測定装置は使用しているかと思います。
ただ、「種類が多く何を選定すればいいか分からない」や「どのくらいの効果が出るのか分からない」など不明点や不安なことが多いかと思います。
そんな皆様のお役に立てるよう、今回のブログを作成致しました。

商品選定や実際に機器を使用したデモなども行っておりますので、お気軽にお問い合わせ下さい。

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